Tears of Rage 和訳/歌詞 – ボブ・ディラン (Bob Dylan)

The Basement Tapes

怒りの涙

 

We carried you in our arms

On Independence Day

腕の中におまえを抱いていた

独立記念日に

 

And now you’d throw us all aside

And put us on our way

そしていまやおまえは私たちを放り出してこの状況においやり

 

Oh what dear daughter ’neath the sun

Would treat a father so

ああいったい太陽の下のどの娘が父親をそのように扱うだろう

 

To wait upon him hand and foot

And always tell him, “No?”

手足となり仕えながらいつもノーを告げるとは

 

Tears of rage, tears of grief

怒りの涙、嘆きの涙

 

Why must I always be the thief?

なぜ私がいつも盗人でなければならないのか?

 

Come to me now, you know

そばにきて、そうだ

 

We’re so alone

私たちはとても孤独で

 

And life is brief

そして命は短い

 

We pointed out the way to go

And scratched your name in sand

私たちは進むべき道を指摘して

君の名を砂に走り書きした

 

Though you just thought it was nothing more

Than a place for you to stand

たとえあなたの立場上これ以上ないと考えていたとして

 

Now, I want you to know that while we watched

そして知っておいてほしいこと

私たちは観察していた時に

 

You discover there was no one true

正直者が誰もいないことに気づき

 

Most ev’rybody really thought

It was a childish thing to do

ほとんどはひどく子供染みているとみなしていたと

 

Tears of rage, tears of grief

怒りの涙、嘆きの涙

 

Must I always be the thief?

なぜ私がいつも盗人でなければならないのか?

 

Come to me now, you know

こっちへきて、そう

 

We’re so low

私たちはとても弱く

 

And life is brief

そして命は短い

 

It was all very painless

When you went out to receive

あなたが受け取りに行った時にそれは少しの痛みもなく

 

All that false instruction

Which we never could believe

信じられないすべての間違った命令

 

And now the heart is filled with gold

As if it was a purse

そして今その心は黄金で満たされている

あたかもそのハンドバッグのように

 

But, oh, what kind of love is this

Which goes from bad to worse?

しかし、ああこれはどういう愛だ

さらに悪い状況へと進むとは

 

Tears of rage, tears of grief

怒りの涙、嘆きの涙

 

Must I always be the thief?

なぜ私がいつも盗人にならなければいけないのか

 

Come to me now, you know

こちらへきて、そう

 

We’re so low

私たちはとても弱く

 

And life is brief

そして命は短い

 

WRITTEN BY: BOB DYLAN AND RICHARD MANUEL

 

 

「怒りの涙」はボブ・ディランが作詞し、リチャード・マニュエルが旋律を担当した歌。ディランとバンドが最初にこの曲を録音したのは1967年だったが、1975年にThe Basement Tapesのアルバムでリリースされた。1968年にバンドはデビューアルバム『Music from Big Pink』のために録音した。

 

アンディ・ジルは、この歌をリア王がシェークスピアの悲劇のうち荒れ果てた荒野での独り言「恨みと後悔に苛まれながら、ナレーターは約束が破られ、真実が無視されていることを振り返り、強欲がどれほど善意の井戸を蝕んできたか、娘でさえ父親の願いを拒否することができるかを語る。」になぞらえている。彼は、ディランがリアの独白の苦悩を、ベトナム戦争がエスカレートした1967年に明らかになったアメリカ社会の分裂に結び付けていると示唆している:「最も狭く、最も同時期に解釈されたこの歌は、多くのアメリカのベトナム戦争退役軍人が感じた裏切りの痛みを記録した最初の曲になるかもしれない…より広い解釈では、反戦デモ参加者やアメリカの物質主義批判者が一般的に感じていたものは、アメリカ独立宣言と権利章典に対するより根本的な裏切りであったことを思い起こさせる。」 [3]

シド・グリフィンによれば、「人生は短い」というのは旧約聖書の詩篇やイザヤ書に繰り返し出てくるメッセージだという。父親として、ディランは今、「取り乱した親の失恋ほど傷ついた心はない」ことに気付く。グリフィンはこの曲の4分間を「コミュニティを代表するものとして、永遠の真実と家族の絆を、バンドの規範のあらゆるものとして、あるいは他の誰の規範として。」と呼んでいる [4] 。

Greil Marcusは「有名な始まり」―「私たちはあなたを運んだ/私たちの腕の中で/独立記念日に」―が子供だけでなく、国全体の命名式を連想させると示唆した。彼は「ディランの歌――胸の奥深くからの痛み、歌の最初の録音では注意深く太い声――では、歌は最初から説教であり、優雅なカディッシュである。」と書いている [5] 。

完全版のBasement Tapesのリリースを宣伝するインタビューの中で、ディランは、中国初の水爆の投下がこの曲のきっかけになったと語った。[6]

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました