Fight Club

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意外とみていなかった。

 

 

ja.wikipedia.org

 

僕は、精神科の医者に苦しみを訴えるが、医者から「世の中にはもっと大きな苦しみを持ったものがいる」と言われ、睾丸ガン患者の集いを紹介される。そこで僕は、睾丸を失った男たちの悲痛な告白を聞くと、自然と感極まり、これを契機に不眠症は改善した。

これが癖になった僕は、末期ガン患者や結核患者などの自助グループにニセの患者として通うようになり、そこで僕と同じく偽の患者としてさまざまな互助グループに現れる女・マーラ(ヘレナ・ボナム=カーター)と出会う。どう見ても不治の病を患っているように見えない彼女が、会に参加する[3]ことで泣くことができなくなり、再び不眠症が悪化してしまう。

 

この辺まではすごい良いけどね。

まあ基本的に情報量が多いのは好きですが。

 

この映画は当時マッチョ・ポルノっていわれていたらしいけど、なかなか的確かも。

おれたちは消費社会と広告に操られるライフスタイルの奴隷、というのはいまとなってはテーマとして古い感あるけれど1999年公開なら違和感ないか。

それに2021年にしてもその価値観がそこまで変わったわけでもないし。

 

この話の悲しいところは...映画自体から悲しみはあまり感じないかもしれないけど、肉体的痛みや闘争本能などの個人的刺激から社会の破壊活動に至って現実を否定したところで、彼ら自身になんの目的も理想もないので、どこまでいってもなにも作り得ないということかもしれない。そのように育ってしまったらどうしようもない場合もある。むしろそのことに気付かない方が幸福かもしれない。だから刺激を拡大する方向にしか行き着かない。空っぽの人間が現状を破壊してもその人自身に何もなければ、その先は何もない。それはそうだ。だから悲しい。

 

刺激的で破壊的なのでウケるし実際おもしろい映画だけど、全体的に空虚だな。だからこそおまえはなんのために生きる?という愚直なメッセージが反面的に響く可能性があるのかもしれない。そう考えると、やはり名作といっていいのかもしれないな。